「マーチングは、見て聞いて楽しめる」と魅力を話す佐賀清和高3年の藤野成美さん=小城市の芦刈文化体育館

 30×30メートルの範囲をスピーディーに動き、隊列を複雑に変えながら演奏するマーチング。佐賀清和高3年の藤野成美さん(17)=神埼市=は、「目で見て、耳で聞いて、体すべてで楽しめる」とその魅力を話す。部長として吹奏楽部の部員61人をまとめており、磨き上げてきた演技をさが総文で披露する。

 演技中、生徒たちは斜め上45度の目線を保っているが、隊列を崩さないように歩幅も意識。全身の神経を研ぎ澄まし、演技に集中している。

 その練習は一人一人が担当する動きを覚えることから始まり、全体で位置やタイミングを合わせることを繰り返す。楽器を持たないときも、楽器を持つ構えを保ち、振り付けを確認するなど地道な練習でフォーメーションを完成させる。

 藤野さんは幼稚園の年中の時からピアノを習い、小学4年から金管クラブに所属するなど、ずっと音楽に親しんできた。中学、高校は吹奏楽部でユーフォニウムを担当している。

 マーチングは高校に入って初めて経験したが、「演奏はうまい方ではなく、1年生の時は吹奏楽に加えてマーチングをやることがしんどかった」と胸の内を明かす。ただ、コンクールを経験し、仲間と共にパフォーマンスする喜びや達成感が、練習を続けていく活力になったという。

 さが総文で披露する演目は、ラテン語で“夢”という意味の「ソムニウム」。雰囲気の異なる3曲を組み合わせ、アレンジして演奏・演技する。

 「披露する演技にはストーリーがある」とし、「息の合ったパフォーマンスが見どころ。個々やグループでいろんな動きが見られる」と藤野さん。新調した衣装で仲間と一緒に演奏できることも楽しみにしている。

 

 メモ マーチングバンド・バトントワリング部門は7月29日、佐賀市の県総合体育館で開かれる。楽器を演奏しながら演技するマーチングバンドと、金属製のバトンを操りながら妙技を披露するバトントワリングの2部門がある。全国?校の1748人が参加する。

 佐賀県からは、佐賀清和高と佐賀学園高の2校がマーチングバンド部門に出場する。

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