現役引退の記者会見をするサッカーJ1鳥栖のフェルナンドトーレス=23日、東京都内のホテル

 サッカー・J1サガン鳥栖に在籍する元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(35)は23日、東京都内で引退会見に臨み、「自分の求めているプレーのレベルがあり、ベストの状態にないのではないかという疑問を持った」と心境を語った。最終試合は8月23日のホームゲーム、ヴィッセル神戸戦。引退後は鳥栖のクラブアドバイザーに就任することも明かし、若手選手の育成などでクラブに貢献する。

 引退理由について、「常に高いレベルを求めてプレーしてきた。現在、自分が求めているレベルに達していない」とした上で、「ベストのコンディションでプレーできないなら、今のレベルで終えたいと思い、引退を決意した」と述べた。

 欧州のビッグクラブを渡り歩いた18年間の現役生活で、鳥栖移籍を「最も難しい挑戦だった」と表現しながらも、「挑戦できたことをうれしく思う」と語った。鳥栖での印象的なゴールについては、昨季ホーム最終戦の横浜マリノス戦での決勝ゴールを挙げ「チームの残留に貢献できて本当に良かった。サポーターに、私がチームのために何か貢献したと思ってもらえればうれしい」と振り返った。

 引退後、アドバイザーとしてクラブに関わることも発表した。「チームの組織改革に取り組みたい。特にユースの育成。アカデミーにはすばらしい選手がたくさんいる。ポジティブな人たちとともに働き、成長していきたい」と意欲をみせた。

 最終試合には、友人でもあるアンドレス・イニエスタと直接対決できるとして、8月23日のホーム神戸戦を選んだ。「ラストマッチまで2カ月ある。さらに成長するため、チームメートのため、できることをすべてやりたい」と語り、最終試合まで全力を尽くすことを誓った。

 トーレスはスペイン代表として110試合に出場し38ゴールを記録、2010年のワールドカップ優勝などに貢献した世界屈指のストライカー。スペイン1部アトレチコ・マドリードを退団後、昨年7月に鳥栖に電撃加入した。

 今季はリーグ戦11試合の出場で無得点にとどまっている。

 
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