ハラスメントのない世の中に近づく解決策として「失敗を学びに変えて」と対話を呼び掛ける小島慶子さん=佐賀市天神のアバンセ

 男女共同参画週間に合わせたフォーラムが23日、佐賀市天神のアバンセであった。タレントでエッセイストの小島慶子さんが講演。「男らしさ、女らしさを押しつける社会」の中で気づいた自身の「失敗談」を交えながら、「失敗したら、今までの習慣を改めていく。そこからしか、ハラスメントのない世の中に近づくことはできない」と語った。

 県内外から約300人が聴講した。小島さんは自らの失敗談として、夫が仕事を辞めた時の心境を取り上げた。「2人で仕事と家庭の両立をやってきたのに、それを降りるの? 私にプレッシャーを感じさせてひどい、男のくせにと思ってしまった。私も加害者のメンタリティーを持っていた」と振り返った。「男が悪くて女がかわいそうとか、男女の二項対立ではない。稼いでる方が偉くて、相手にひどいことを言っても良いと思うかどうか」と述べた。

 ハラスメントをなくすために「予想外の失敗もあるから謝ろうと思っているのと、気にする方が悪いと思うのは全然違う」と、対話による解決策を提案した。

 県立男女共同参画センターと佐賀市が主催。聴講した諸石知美さん(30)=長崎県松浦市=は「失敗談を聞き、ハラスメントを身近に感じた。被害者側という意識があっても、気づかないうちに人を傷つけるかもしれないと思った」と話した。

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