高校生まで暮らした枝梅酒造で、約60年ぶりに展示会を開いた長谷川信さん=佐賀市八戸の旧枝梅酒造

 佐賀市八戸の旧枝梅酒造でハンドメードのショールやウェアのブランド「bonbon felt tina」の展示会が開かれている。約60年前まで同酒造で暮らしていた長谷川信さん(76)=福岡県朝倉市=が、共にまちを盛り上げようと里帰り出展した。会場には同級生も詰め掛け、にぎわっている。23日まで。

 長谷川さんは母の実家の枝梅酒造から日新小、昭栄中、旧制佐賀高へ通い、大学入学とともに佐賀を離れた。旧枝梅酒造のリニューアルオープンを知り、昨年11月に妻のまさこさん(77)と訪れ、まちのにぎわい創出に取り組むNPOメンバーの姿に共鳴し、展示会が実現した。

 デザイナーのまさこさんと一緒に、長年婦人用品製造に携わった長谷川さんは2002年、パリのアクセサリー展示会「プルミエール・クラス」で好評を博し、朝倉市秋月に本店工房を構えるほか、博多リバレインにも出店している。今回は世界で一つというフェルトのウエディングドレスを展示し、ショールや小物など約200点を展示販売している。

 長谷川さんは、残されていた写真や用途が不明だった道具類の“謎解き”もし、「当時を知る関係者だから、手伝えることもある」と話す。展示は午前10時から午後6時まで。同酒造は電話0952(23)2511。

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