ゴールを狙うS.D.F.Cの選手=SAGAサンライズパーク総合体育館

 統合失調症やうつ病などを抱える精神障害者によるフットサル大会「ソーシャルフットボール九州大会」が21日、佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館で開かれた。12チームが出場し、約150人がボールを追い掛けて汗を流した。

 ソーシャルフットボールは健常者のフットサルとルールはほぼ同じで、全国で約150チーム、千人以上の競技者がいるなど普及が進んでいる。大会は10年以上続き、全国大会の出場1枠を懸けた予選も兼ねている。佐賀県からはAYAKOX(いぬお病院デイケアセンター)と初出場のS.D.F.C(佐賀DARC)の2チームが参加した。

 AYAKOXの主将を務める筑紫野市の男性(29)は「気分転換になるし、楽しい。コミュニケーションを少しずつ取れるようになる意味でもいいスポーツ」。同じく主将でS.D.F.Cを引っ張る佐賀市の男性(29)は「和気あいあいとプレーしている。身体には運動がいいし、団体スポーツは交流もあって楽しい」と語った。

 選手たちはゴールを決めると仲間とハイタッチするなど楽しげにプレーしていた。AYAKOXは予選リーグで涙をのみ、決勝トーナメントに進んだS.D.F.Cは3位入賞した。

 大会運営には龍谷高サッカー部の2、3年生10人も関わった。柴田陸玖(りく)主将(17)は「ゴールが決まった時に盛り上がるチームワーク、劣勢でも諦めないプレーは僕たちも見習わないといけないと感じた」と話した。

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