自動田植え機をリモコンで操作するアグリベースにいやまの社員=神埼郡吉野ヶ里町

 自動運転田植え機が佐賀県内にお目見えした。有人で圃場の外周だけ植え付ければ、あとは、衛星測位情報を活用して機械がライン取りを自分で考え、自走して植える。植えられた苗は定規を引いたように直線となっている。

 農業技術を研究している国の組織・農研機構が、スマート農業を支援しようと、農業法人「アグリベースにいやま」(神埼市)に試作機を貸与した。西日本では唯一という。

 田植え機はコンピューターで制御し、切り返しなしの高速旋回ができるなど、高い精度を誇る。8条植えだが、残り面積が少ない場合には4条など数を減らして植える。最高速度は秒速1・86メートル。1人でリモコンを操作し田植えができる。

 機械を使った社員は、通常の田植え機なら3~5人必要な人手が1、2人で済むと説明した。「人がするとどうしても曲がるし、苗のロスも出る。運転には大変な集中力がいるが、それがないのですごく楽」と効果を実感していた。

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