吉野ケ里メガソーラーの移転と、賃貸借契約を更新しないことなどを要請した市民オンブズマン連絡会議・佐賀の味志陽子事務局長(右)=県庁

 市民オンブズマン連絡会議・佐賀(畑山敏夫代表理事)は21日、吉野ケ里遺跡(神埼市郡)の北西部の県有地に設置されたメガソーラー(大規模太陽光発電所)について、賃貸借契約を更新せず移転させることを求める要請書を山口祥義知事などに宛てて提出した。

 要請書では、県が北墳丘墓西側の未調査区域の調査関連の予算案を6月議会に提案していることを挙げ、「貴重な出土品が発掘され得るかもしれない」と指摘。加えて「メガソーラーは、貴重な弥生の遺跡地帯の破壊にも等しい」とし、賃貸借契約を更新せずに移転させるよう求めた。

 対応した県新エネルギー産業課は「知事に報告し、回答したい」と述べた。

 メガソーラーは文化財保護法に基づく記録保存措置を終えた地域を活用しようと、県が事業者を公募し、2013年7月に完成した。パネル設置面積は16・35ヘクタール、出力は約13メガワット。年間の発電量は1340万キロワット時で、一般家庭約3800世帯に相当する。国の固定価格買い取り期間に合わせ、県が20年間、年額1635万円の契約で土地を貸している。

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