佐賀空港への深夜帯の旅客便就航案を巡り、着陸経路に不服があるとして反対していた福岡県柳川市が容認する意向を示している。佐賀県が羽田便を運航する全日空(ANA)に柳川市の要望を伝え、可能な限り西側から着陸するように求めたことを評価している。

 深夜便の就航案を巡っては、山口祥義知事が5月30日の国への政策提案で、柳川市が望む空港西側への自動着陸誘導装置(ILS)設置を要望した。加えて知事は今月17日の県議会一般質問で、全日空に「午後10時以降は可能な限り西側から着陸するようお願いした」と明らかにしていた。

 柳川市市民部によると、金子健次市長は佐賀県の対応を評価し、18日の市議会一般質問で「本市の要望に対して山口知事が真剣に努力し、可能な限り対応されていることについては評価したい」と答弁、ILS増設に向けて佐賀県とともに努力する意向も示した。

 今後は、空港の運用時間などをまとめた県と柳川市の合意内容の変更を協議することになる。7月1日には、佐賀県議会で関連条例が採決されるが、柳川市はこの結果を踏まえて2日に市議会の全員協議会を開き、市としての対応を正式に決めるという。

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