読書バリアフリー法案の採決で賛成票を投じた福岡氏(中央)=東京・永田町の参議院

 視覚障害者の読書環境を推進する「読書バリアフリー法案」が19日、参議院で全会一致で可決された。参院先議で、今国会で成立する見通し。法案作成には、自民党障害児者問題調査会情報コミュニケーション推進検討委員会(PT)の座長を務める福岡資麿参院議員(佐賀選挙区)が尽力した。

 法案は国に対し、視覚障害者の読書環境の整備を推進するための基本計画策定を義務付けている。このほかに点字図書館で利用しやすい書籍の充実や、電子書籍などインターネットを利用した読書環境充実に向けた支援、連携強化を国と自治体に求めている。

 日本盲人連合会など障害者団体の要望を受け、3年ほど前から、自民党PTなどで法案化に向け論議していた。2018年に視覚障害者の読書環境の改善などを進める「マラケシュ条約」を日本が批准。関連して著作権法が改正されたことを受け超党派で協議し、今国会で法案を提出した。

 参院での可決後、福岡氏は「数年前から動いてきたので、感慨深い。誰もが等しく情報に触れ、喜んだり、感動できたりする社会にしていきたい」と話した。

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