独創的な木の抽象彫刻を並べる野田和弘さん=佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 塩田工高の美術教諭で行動美術協会会員の野田和弘さん(53)=嬉野市嬉野町=の木の彫刻展が、佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。S字型の木片を多数組み合わせたり、円盤状の合板を積み重ねたりと、独創的なアイデアが光る抽象彫刻約20点が並ぶ。23日まで。

 野田さんは佐賀大学特設美術科木材工芸専攻卒、教育専攻科修了。木材の彫刻作品を手掛け、県展では文部大臣奨励賞をはじめ、知事賞を3度、佐賀美術協会展や行動展でも受賞歴がある。嬉野市のみゆき公園の野外モニュメント「契ちぎり」も制作した。

 個展では、S字型の木片を組み合わせ、雲のような形にした「cloud」、嬉野温泉の湯煙などをヒントに白い円盤状の合板を、中心をずらしながら何層も重ねた「たゆたう街」など近年のシリーズを展示。ほかにも、U字型の板をキューブ状に圧着し、アクリルケースの中で浮かんでいるように見せる「CUBE」など不思議な仕掛けが施された作品が並ぶ。

 野田さんは「異空間へ足を踏み入れたような感覚を味わってもらいたい」と来場を呼び掛ける。問い合わせは同ギャラリー、電話0952(24)5556。

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