漁業関係者や有識者でつくる佐賀県有明海区漁業調整委員会(会長・徳永重昭県有明海漁協組合長)は18日、佐賀市で会合を開き、有明海の二枚貝ウミタケの試験操業を19日から30日まで実施することを承認した。試験操業は3年連続で、船の上から長い棒を下ろして採る伝統漁法の「ねじ棒」と簡易潜水で、それぞれ6日間、漁をする予定。

 ウミタケは10年ほど前から急激に個体数を減らしているが、5月27日に佐賀市川副町沖と杵島郡白石町沖での生息調査では、1平方メートル当たり平均55個の個体を確認した。昨年よりも生息区域が拡大し、資源の増加が確認できたという。

 試験操業は前半の19日から24日がねじ棒で、8隻が2時間に限り、1隻につき10箱(1箱に成貝20個前後)を上限に採る。後半の25日から30日が簡易潜水で、5隻が同様に10箱を上限に採る。貝は市場に出荷する予定。

 徳永組合長は「海底掘削などの成果で少しずつ資源が増えている。今後、本格的な解禁につながることを期待している」と話した。

 昨年はねじ棒と簡易潜水で4回ずつ操業、希少さもあって市場で1箱(14個程度)が2万8千円の高値で競り落とされたケースもあった。

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