佐賀県内の山間地を中心に41ヘクタールで田植えができなかったことが、県の集計で分かった。少雨などによる水不足が原因で「山間部でここまで田植えができないのは異例」と説明している。

 県が農業改良普及センターを通じて10日現在でまとめた。田植えができなかったのは、佐城の北部振興地区(佐賀市富士町、同三瀬村、神埼市脊振町)で20ヘクタール▽東松浦の上場振興地区(唐津市、東松浦郡玄海町)で10ヘクタール▽東松浦(唐津市厳木、同相知町など)で5ヘクタール▽佐城(多久市、佐賀市大和町など)で5ヘクタール▽西松浦(伊万里市、西松浦郡有田町)で1ヘクタール-だった。平野部を含めた県全体の作付面積は2万4100ヘクタール。

 農業用水やため池などが限られる山間地では、湧き水などに頼って水田を維持している。山間部では例年、平地より早く5月上旬から田植えをするが、6月になってもまとまった雨が降らず水が足りなかった。

 地区の水田面積の約2・5%で田植えができなかった佐城の北部振興地区の担当者は「水不足で田植えが遅れた年はあるが、全くできなかったというのはあまり経験がない」と話す。水不足について地元では、冬場に雪が少なかったことも要因と指摘する声がある。

 県によると、2007年も少雨で21・5ヘクタール(7月まとめ)で田植えができなかったという。

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