前区長による積立金着服の報道を受けて開かれた会見で、質問に答える光﨑眞澄区長(右から2人目)ら地区役員=唐津市厳木町の本山公民館

 唐津市厳木町本山地区(125戸)の前区長の男性(79)が住民から集めた積立金約1500万円を着服した問題で、地区の役員らが18日、本山公民館で会見を開いた。光崎眞澄区長(67)は「(男性を)信用していた。その分、裏切られたという気持ちは大きい」と住民の思いを代弁した。

 佐賀新聞の報道を受けて開かれた会見では、光崎区長ら役員4人が問題発覚の経緯などについて説明した。着服した金の使途について質問が及ぶと、役員らは「私たちが聞きたいくらい」と困惑。役員の聞き取りに対し男性は「覚えていない」と話したという。

 男性は2001年1月に区長に就任、今年5月末まで約18年間務めた。役員らは「真面目にやっていた。今回の問題がなければ、有能な区長だった」と話す。隣の地区に住む60代男性は「(区長の在任期間が)長すぎるのではという声が、他の地区からも上がっていた。権力が集中しすぎたのでは」と推し量った。

 地区は全額返還を求めているが、めどは立っていない。光崎区長は「(積立金着服は)不届きで許されない。(返済実現へ)区民みんなで立ち上がって、声を上げるよう呼び掛けたい」と話した。地区では30日に臨時総会を開き、経過を報告する。

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