戦没者の手紙などが展示されている「戦中・戦後の遺族の生活を中心としたパネル展」=みやき町の「風の館」

 戦没者や遺族に関するさまざまな物を展示する「戦中・戦後の遺族の生活を中心としたパネル展」が17日、みやき町簑原の「風の館」で始まった。戦没者の写真や位牌、戦地からの手紙などが展示され、来場者は戦争がない平和の尊さを再確認していた。29日まで。

 パネル展は、戦後74年がたち、戦没者の妻がほとんど亡くなり、遺児も高齢化する中、市民が一丸となって平和な社会を築くきっかけにしようと、同町遺族会(古賀通会長)が初めて開催した。遺族らの提供や、東京都の昭和館の資料など約500点が展示されている。

 戦地からの手紙は、沖縄やフィリピンのミンダナオ島などから送られており、現地の様子や家族を心配する気持ちなどが記されている。ほかにも千人針や武運長久を願って寄せ書きされた日章旗、戦没者名簿などを展示。来場者は戦没者や遺族の気持ちに寄り添いながら、ゆっくりと鑑賞した。

 中原校区遺族会の平野征幸会長(77)は「残した家族を心配しながら国のために頑張った人がいたことを知ってもらい、平和につなげていければ」と来場を呼び掛けている。問い合わせは平野会長、電話090(8227)8891。

このエントリーをはてなブックマークに追加