床に脱出口を開けて救出する訓練=鹿島市の鹿島市民会館

 佐賀県警は17日、解体が決まっている鹿島市の市民会館を活用した救助訓練を実施した。機動隊や県内各地の警察署から45人が参加し、エンジンカッターを使って壁を壊し、床に穴を開けて下の階から要救助者を安全に助け出す流れを確認した。

 地震や大雨などの大規模災害で建物が倒壊し、住民が取り残されたケースを想定した。カッターで床に脱出口を開ける「ブリーチング」を行い、隊員が下の階に進入して要救助者を引き上げた。

 また、自分自身の安全や、現場の危険性を冷静に判断する心構えなどを共有した。傷病者に対し、首を動かさないような呼び掛けをしたり、気道確保の流れを確認したりした。

 警備2課の光武司課長補佐は「いざというときに備え、対処能力の向上は欠かせない。現場に近い形で実践ができた」と述べた。

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