「消費者や生産者が成長するためにも、競争秩序を守ることが大切」と話す南雅晴氏=佐賀市の佐賀大学本庄キャンパス

 独占禁止法の意義や役割を理解してもらおうと公正取引委員会は17日、「独占禁止法教室」を佐賀市の佐賀大学本庄キャンパスで開いた。経済学部の学生約160人が、公取委の役割や独禁法で維持される自由な競争の重要性を学んだ。

 公取委事務総局の南雅晴氏が講師を務めた。独禁法が市場の競争機能を守り、自由な経済活動を保障していると説明し、「自由な意思決定ができる環境を維持することが重要」と呼び掛けた。学生たちは資料に書き込みながら、熱心に耳を傾けていた。

 独禁法は競争を実質的に制限する「私的独占」や、公正な競争を阻害する恐れがある「不公正な取引方法」など四つの領域が規制対象といい、公取委が実施した法執行の事例紹介もあった。

 経済学部2年の新原海都さん(19)は「自分たちの生活を良くするために活動していると知り、公取委や独禁法を身近に感じた」と話した。

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