地中熱を利用した冷暖房装置(右奥)などを見学し、事業者や研究者と意見交換をする山口祥義知事=小城市三日月町

地中熱を利用した冷暖房措置の前で、普及の可能性や課題を尋ねる山口祥義知事=小城市三日月町

 山口祥義知事は12日、「地中熱」を冷暖房や給湯に利用し、省エネにつなげる小城市三日月町のモデルハウスを視察した。佐賀県は再生可能エネルギーの推進を掲げており、普及の可能性やコスト面の課題について、事業者や研究者と意見を交わした。

 地中熱は、年間を通して一定の温度で安定している比較的浅い地中の熱。効果的に利用することで、空調などの消費電力を抑制する効果が期待されている。

 県内では一戸建て住宅2戸に採用され、県も県総合運動場周辺のSAGAサンライズパーク整備事業で、プールやアリーナの空調用熱源としての利用を検討している。

 掘削や機器の費用が普及の課題だが、農業用ハウスにも応用は可能という。エネルギーの地産地消にもつながるため、県と佐賀大学は産業化に向けた研究開発を促進する組織を今夏にも立ち上げる。

 広聴事業で約1時間、取り組みを尋ねた山口知事は「環境や体にやさしいシステムの可能性をいかに広げられるか、さらに検討を進めたい」と話した。

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