育苗センターで育つ「ホシユタカ」の苗

 「焼き物のまち伊万里から日本の食文化を変える」という包装に心引かれ、直売所で買った「ホシユタカ」の小袋を自炊する息子に送りました。「取りあえず、卵と塩こしょうだけで作ったけど、炒飯(チャーハン)すごくうまくできた。香りは何か懐かしいし、チキンライスも作りたい」と、改めて通信販売でまとめて買ったそうです。

 JA伊万里・大坪町育苗センターでは、早生・中期・晩生の各品種の種まき作業が次々と行われています。隣接する梅の選果場に出荷するたびに、鮮やかな早苗の緑に心癒やされました。

 6月初め、長粒米(正確には長粒・短粒ハイブリット米)「ホシユタカ」がまかれました。

 伊万里でこの米が栽培されるきっかけは、「佐賀県はJAと農業試験場、行政の専門家間の連携が取れている」と埼玉県の米穀商の提案でした。千数百年、日本で栽培されてきた米は短粒のみでしたが、世界で生産される米の8割は長粒で、パエリアやリゾット、カレーや炒飯などに調理されています。

 栽培開始の2013年は1ヘクタールに作付けされました。毎年面積は増え続け、今年は昨年の5割増しの8ヘクタールで栽培されます。

(地域リポーター・中村智子=伊万里市)

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