大虐殺などを経たルワンダの子どもたちへの教育の重要性を訴える永遠瑠・マリールイズさん=佐賀市城内の県立美術館

コンサートで柔らかな歌声を披露したルワンダのミュージシャン、マニ・マーティンさん=佐賀市城内の県立美術館

 佐賀県ユニセフ協会(中尾清一郎会長)の創立25周年を記念した式典や講演会が15日、佐賀市城内の県立美術館で開かれた。ルワンダの内戦を経験した永遠瑠・マリールイズさん(53)=福島県=が講演し、ルワンダの子どもたちへの教育の必要性を訴えた。

 永遠瑠さんは、93年に洋裁の研修を受けるため福島県の福島文化学園に留学。ルワンダに帰国した後、1994年に内戦が始まった。難民キャンプに逃れ、国際NGOの日本人医師の通訳を務めた。現在は「ルワンダの教育を考える会」を立ち上げ、学校設立など教育環境を充実させるための活動をしている。

 永遠瑠さんは難民キャンプを振り返り「雨をしのぐだけで何もない生活。明日への希望も持てず、夜が来るのが怖かった」と語った。ルワンダの子どもたちと接し「戦争は生きる希望を奪う。平和と発展の鍵である『教育』を、子ども一人一人に持たせたい」と活動の思いを訴えた。

 県ユニセフ協会の実行委員会が主催し、約350人が参加した。ルワンダのミュージシャン、マニ・マーティンさんによるコンサートでは、祈りが込められた歌詞に観客は聞き入っていた。

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