笹沢左保との思い出話を語る江口尚久理事長(中央奥)ら

セレモニーでお披露目された「佐賀讃歌」の掛け軸を見つめる関係者ら=佐賀市の笹沢左保記念館

 佐賀市 作家・笹沢左保さん(故人)が佐賀に移住してからの足跡を紹介する企画展「佐賀時代の笹沢左保」が15日、佐賀市富士町の笹沢左保記念館で始まった。佐賀を舞台にしてドラマ化された『取調室』の直筆原稿が初公開されているほか、執筆活動をまとめた資料などが展示され、人気作家の素顔や佐賀との縁の深さを伝えている。23日まで。

 笹沢さんは、1987年9月に開催された古湯映画祭のゲストとして招かれ、古湯の景観に一目ぼれして移住を決めたという。館内では、笹沢さんと親交が深かった県民12人の証言も紹介している。

 初日はセレモニーがあり、関係者ら約15人が出席した。笹沢さんが作詞した「佐賀讃歌」の掛け軸を初披露したほか、江口病院の江口尚久理事長らがエピソードを紹介し、思い出に浸っていた。江口理事長は、笹沢さんが同病院の院長室で1日中執筆活動をしていたことを明かし「得がたい体験をした」と語っていた。

 同記念館の島ノ江修治館長は「若い人にも来てもらい、偉大な作家と佐賀との関わりを知ってもらえれば」と呼び掛ける。時間は午前10時から午後5時。火、水曜は休館。入館は大人300円。問い合わせはミサワホーム佐賀、電話0952(23)7141。(中島佑子)

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