下平武敏さんと出品作の「赤子たちの行く末」=武雄市図書館・歴史資料館

 武雄市美術協会展が市図書館・歴史資料館で開かれている。会員19人の絵画や書、陶芸、写真などの新作や自信作30点が並ぶ。23日まで。

 会長の下平武敏さんは絵画「赤子たちの行く末」を出品。第2次世界大戦時の兵士の記念写真、出征時の寄せ書きの旗、死亡報告書、現在の靖国神社などを一枚に収めた。

 地塗りした板を並べた下平さん独特のキャンバスに、日本画絵の具や墨で描いた。「戦時の品々が今も家に残るが、私がいなくなると誰も分からなくなる。絵として残しておきたかった」と、反戦のメッセージを込めた。

 このほか、シュールな同窓会シリーズを描き続けている廣島巌さんは、唐津くんちに出かけた「古稀同窓会『これから青春だ』」、日展会員の書家山口耕雲さんは「令和」の書、陶芸家の江口勝美さんは和紙染めの陶筥などを出品。会員の個性が光る作品が並んでいる。

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