「糖尿病になる前に食事や運動で予防してほしい」と呼び掛ける安西慶三氏=佐賀市の佐賀新聞社

 佐賀新聞社は15日、伊万里市の前田病院と共催で、健康セミナー「社員と家族のために知ってほしい糖尿病・腎臓病のはなし」を佐賀市の同社で開いた。佐賀大学医学部附属病院の安西慶三副病院長らが、病気に対する正しい知識や予防法などを説明し、約150人が熱心に耳を傾けた。

 第1部で講演した安西氏は、県内の糖尿病患者数は約13万人いると指摘した。糖尿病はインスリンの分泌が少なくなって血液中の糖が肝臓や筋肉などに行き渡らず、高血糖になる病気。糖尿病によって全身に合併症が引き起こる危険性を説明した。合併症は、糖尿病の発症初期は症状がなく治療の開始が遅れやすいといい、食事や運動療法による予防の必要性を強調した。安西氏は「自分の症状を理解し、生活習慣を工夫して予防することが重要」と呼び掛けた。

 そのほか、第2部では腎臓病について佐賀大学医学部附属病院診療教授の池田裕次氏が登壇。第3部では前田病院の前田篤宏副院長が人工透析とこれからの治療方法について講演した。個別相談会も実施し12組が参加した。

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