自分の農業経営の課題についてIT企業の担当者を交えて話し合う参加者=佐賀市のサンシティオフィスビル

 農業に関わるIT企業20で組織する団体「できる.agri」(本部・東京都)は、スマート農業の説明会を佐賀市で開いた。農作業や労務管理の省人化、商品のマーケティングなど、ITを活用した多彩な手法を紹介し、県内の若手農家ら約30人が熱心に聞いた。

 会員企業8社がそれぞれの取り組みを発表。人工知能(AI)の活用により水やりや施肥を完全に自動化する栽培支援システム、スマホでレシートを撮影するだけで会計処理できる事務効率化の取り組みを紹介した。規模拡大に成功した農園代表の話やブランディング化した商品をインターネットで販売した事例も報告された。

 参加者それぞれに、農業経営の課題や解決策を考えてもらおうとワークショップの時間もあり、記入したチェックシートをもとに参加者同士が企業の担当者も交えて熱心に情報交換した。

 藤津郡太良町でアスパラガスを栽培する安東浩太郎さん(40)は「経営とITの結び付きなどいろんな話が聞けて新鮮だった」と語った。既にAIを活用しているが、さらに別のシステムの導入も検討したいと話した。

 「できる.agri」は農業サポーターズ・ツアーとして全国を訪問しており、今回初めて九州(熊本、宮崎も)で開催した。

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