ヒシの実の安定確保を目的に、西九州大生らが12日、神埼市千代田町でヒシの田植えを行った。地域住民や千代田西部小児童らも駆け付け、約4アールの水田に400本ほどの苗を植え付けた。

 市と同大は共同で商品開発に取り組んでおり、2012年に市菓子組合と3者で「ひしぼうろ」を開発。同年からクリークなどで自生するヒシの水田栽培も始めた。

 地域住民約15人が指導し、学生6人は水田の中心部を、児童43人が周縁部を担当し、間隔に気を付けながら約50センチの苗を植えた。「ふるさと学習」の一環で参加した小学3年の下津浦碧君は「足が埋まって大変だったけど楽しかった」と笑顔。野口芽未さんは「早く大きくなってほしい」と話した。

 今後、ヒシのデンプンについて研究するという同大健康栄養学科4年の湯田明日海(あすみ)さん(21)は「化粧品や食品など何か新しい物ができないか、模索したい」と話した。

 収穫は12月下旬以降に実施。「神埼菱焼酎」や「ひしぼうろ」の原料となる。

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