「会場一体で盛り上がりましょう」と来場を呼び掛ける司会の寺谷宏さん=佐賀新聞社

 東京・新宿の歌声喫茶「ともしび」の出前公演が7月6日午後2時半から、佐賀市の県立美術館ホールで開かれる。ピアノやアコーディオンの生伴奏に乗せ、司会者のリードのもと、2時間、来場者がリクエストした約30曲を会場一体となり歌い上げる。

 ともしびは戦後復興期の1954(昭和29)年、新宿の食堂の店内に流れたロシアの曲を店にいた人たちで歌い始めたのが始まり。一時は首都圏だけでも約20軒の歌声喫茶が生まれ、ブームに。その後は閉鎖が相次いだが、ともしびは65年にわたって音楽文化の灯を守り続け、歌声喫茶のピーク時に青春時代を過ごした世代を中心に再び人気を集めている。

 当日は、ともしび歌手の寺谷宏さん(テナー)と清水正美さん(ソプラノ)が司会を務め、アコーディオン奏者の中西たみ子さん、ピアニストの丸山あゆみさんの4人が登場する。

 来場者には会場受付でともしびの歌集(1セット2冊、レンタル料100円)を貸し出し、その中に挟んだリクエストカードに歌いたい曲を書いてもらい、寺谷さんらが選ぶ。歌集は歌謡曲、童謡、叙情歌、カンツォーネ、シャンソンと多彩なジャンルの計700曲以上を収めている。寺谷さんは「主人公は来場者のみなさん。みんなで歌い交わす喜びを感じ、一緒にうねるような盛り上がりをつくりたい」と来場を呼び掛ける。

 ▶午後1時半開場。全席指定(飲み物付き)3200円。問い合わせはRO♪ONの会、電話0952(26)2361。

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