自身の高校時代や医者として経験したことなどを話す鎌田實さん=佐賀市の佐賀北高

 「高校生のための文化講演会」(佐賀新聞社・一ツ橋文芸教育振興会主催、集英社など後援)が13日、佐賀市天祐の佐賀北高で開かれた。医師で作家の鎌田實さん(70)が講師を務め、約830人の生徒を前に高校生活の過ごし方や人を思いやることの大切さを伝えた。

 鎌田さんは「生きているってすばらしい-夢、生きがい、絆が大切-」と題して講演した。高校時代を「勉強は人の2倍、3倍努力した」と振り返り、朝4時半に起きて勉強するようにしていたことを紹介。「高校生活をなんとなく過ごしているかもしれないが、やりたいことをやるために高校3年間は大事な時間。失敗してもいい」と語り掛けた。

 鎌田さんは国内外での医療活動を通して、自己中心にならず、困っている人がいれば優しくすることの大切さを強調した。また、ネガティブな気持ちには「にもかかわらず」という言葉を使って、考え方を切り替えていくことを伝えた。

 生徒を代表し、生徒会長の2年内川朝陽さんは「出会う人との関わりや、夢や目標に向かって努力することの大切さが分かった。壁にぶつかっても鎌田先生の話を思い出し、あきらめないで努力していきたい」と決意を述べた。

 講演会後、一ツ橋文芸教育振興会から集英社文庫100冊と鎌田さんの著書を同校に寄贈した。当日は、佐賀市の龍谷高でも講演会を実施した。

 ※講演内容は後日、詳報します。

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