浴衣の着付けを体験する中国人留学生たち=佐賀市の徐福長寿館内

 佐賀県内に住む中国人留学生が9日、佐賀市の徐福長寿館を訪れた。秦の始皇帝の命を受けて不老不死の薬を求めて来佐したといわれる徐福の伝説や、浴衣の着付けなどを通して日本文化に理解を深めた。

 同館を運営するNPO法人「佐賀県徐福会」(大串達郎理事長)が2011年から毎年実施している。この日は佐賀大や西九州大で学ぶ33人が参加した。

 留学生らは徐福に関するビデオを鑑賞し、佐賀に伝わる伝説について学んだ。浴衣は桜やボタンなど色とりどりの20着から、好きなもの着用。長寿館に併設された薬草植物園を散策し、記念撮影した。近くの公園でバーベキューもあった。

 遼寧師範大から留学している佐賀大教育学部3年の鄭璇(テイセイ)さん(20)=河南省出身=は「浴衣は中国の伝統衣装の漢服と似ており、色鮮やかでかわいい。徐福のことは初めて知った。交流の歴史を深く学ぶ機会になった」と感想を述べた。廣橋時則館長は「取り組みを通して生徒たちとの距離が縮まる。佐賀に愛着を持つきっかけになれば」と話した。

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