洋画、日本画、彫塑、工芸の独創性豊かな作品が競演する佐賀美術協会展=佐賀市の県立美術館

洋画、日本画、彫塑、工芸の独創性豊かな作品が競演する佐賀美術協会展=佐賀市の佐賀県立美術館

 第102回佐賀美術協会展(美協展)が13日、佐賀市の県立美術館で始まった。最高賞の美術協会賞をはじめ洋画、日本画、彫塑、工芸4部門で入賞、入選した一般公募の143点と県美術界の第一線で活躍する会員、会友の164点の計307点が競演。初日から多くの人が訪れ、多様な美の世界を堪能している。23日まで。

 洋画部門で県立美術館長賞を受賞した佐賀北高芸術科3年の山口知咲さんの「平成♡映え」は、カメラで「自撮り」する女子高生を正面や側面から捉えた絵画と、携帯電話のオブジェなど平成時代を象徴する物を組み合わせた作品。「どうせすぐ 流行りも終わる みんな 今を生きてる」といったメッセージも織り込み、存在感を放っている。

 有田町の重要無形文化財保持者(人間国宝)で、白磁の井上萬二さん、色鍋島の十四代今泉今右衛門さんらの作品も並ぶ。佐賀市の主婦馬渡和美さん(67)は「個人的にはモチーフの空気感が伝わり、優しい色使いの絵が好き。どの作品も見応えがあり、いつも佐賀には才能豊かな人が多いなと感心する」と話した。

 美協展は1914(大正3)年に始まった伝統ある地方美術展で、一般公募の部は若手の登竜門的な役割を担う。15、16の両日は午後2時からギャラリートークを実施。22日午後3時半から佐賀大学芸術地域デザイン学部の德安和博教授が「近年の制作と彫刻への思い」と題し講演。23日午後2時から入選作品講評会を行う。

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