「連続ドラマW 神の手」で主演する椎名桔平

 安楽死を題材にしたWOWOWの医療サスペンス「連続ドラマW 神の手」で、主人公の医師を演じる椎名桔平。死や終末期医療について自分に照らして考えたといい、「生き方を見つめさせてくれるテーマ。人は必ず死ぬ、その中でどう生きるかが大事だと思う」と語った。

 椎名が演じる白川は若い末期がん患者を苦渋の決断で安楽死させるが、告発される。それをきっかけに安楽死法案の成立を巡って騒動が起こり、医療改革を企てる団体や政界、法案反対派の間で白川は翻弄される。

 原作者は医師でもあり、現代医療の問題をリアルに描く久坂部羊。2015年にドラマ化された「破裂」に続き、2度目の久坂部作品での主演に「どのくらい大きく、深遠なテーマを乗り越えなきゃいけないかは分かっていた」と「覚悟」を持って臨んだ。

 多くのシーンで表現しようとしたのが、主人公の「揺らぎ」だそう。常に患者を思う白川だが、自分がしたことの是非や、今後の決断について迷い続ける。「激流にのみ込まれる中で、人間として、医者としての自分を曲げないでいられるか。ロードムービーじゃないけど、自分を確かめに行く心の旅、みたいなね」と笑う。

 「死の迎え方について考えることで、逆に明日への勇気になることもある。この作品をきっかけにしてほしい」

 ドラマは23日スタート、全5話。

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