ウイルス対策ソフトを使えるようにする不正な認証番号を販売したとして、佐賀県警と愛媛県警は12日、不正競争防止法違反(技術的制限手段を無効化する指令符号の提供)の疑いで、兵庫県明石市大久保町、会社員の男(21)を逮捕した。佐賀県警によると、不正な認証番号の販売を巡る同法違反の摘発は全国で初めて。番号の入手経路などを調べている。

 逮捕容疑は1月19日、愛媛県や静岡県などに住む30~50代男性3人に対し、インターネットオークションで、正規の利用者がいないウイルス対策ソフトの認証番号を販売した疑い。「シリアル番号を売っていたのは間違いありません」と容疑をおおむね認めている。

 佐賀県警サイバー犯罪対策課によると、容疑者は3人に各3200円で販売、オークションのメッセージ機能で同じ番号を送った。2017年11月から現在まで、同じ番号を1千~3千円台で約700回にわたり販売し、約137万円を売り上げたとみている。

 佐賀県警は、サイバーパトロールで17年11月、認証番号が販売されているのを見つけ、捜査していた。愛媛県警は19年1月に一般市民から不正を巡る情報提供を受け、両県警で4月から合同捜査を進めていた。容疑者宅からはノートパソコンやスマートフォンなど34点を押収しており、余罪を調べている。

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