虹の松原トライアスロン実行委員会の原田正明実行委員長(前列左から3人目)とボランティアスタッフ

ゼッケンなど備品を袋に詰める虹の松原トライアスロンのボランティアたち=唐津市の大手口センタービル

声援を受けながら、自転車で疾走する選手たち=昨年6月、唐津市の虹の松原

 毎年、全国から“鉄人”たちが集まる「虹の松原トライアスロンin唐津」が、16日に唐津市の虹の松原一帯で開かれる。市民が長年支えてきた大会は今回が20回目で、節目もあって大会名にぴったりのコースに変更。本番が近づき、実行委員会やボランティアが最終準備を進めている。

 大会は約600人のボランティアが支える。7、8の両日、市文化体育館でボランティア対象の全体会議が開かれ、レース前日や当日の動きを確認した。実行委員会の委員長を務める原田正明さん(59)は「選手に唐津の自然とおもてなしを満喫して帰ってもらいましょう」と呼び掛けた。

 9日には選手のゼッケンやスイムキャップなどレースに必要な備品の袋詰めがあり、約20人が慣れた手つきで作業していた。1回目からボランティアで参加している男性(52)は「毎年、試行錯誤しながら準備している。20回目は感慨深い。今後も事故なく、続けられれば」と話す。

 「海も山もある唐津で、ぜひトライアスロンの大会を開きたい」―。同時期に競技を始めた原田さんと実行委員会会長の川添豊さん(63)がそう思い立ち、1995年に「練習会」という形で開催したのが大会の原点。選手、スタッフともに7人ずつの小規模で始まり、そこから少しずつ輪が広がった。2000年に大会に発展し、第1回は198人が参加した。

 手づくりの大会だけに苦労は多い。「他のスポーツと違い、特定のフィールドを持たないスポーツ。コースの設営やそれに伴う交通整理が大変」と原田さん。資金集めも頭痛の種で、何度も開催を諦めかけたが、ボランティアたちの支えで継続でき、全国有数の大会へと成長した。

 選手たちの評価は高い。今回が6回目の出場となる山本得雄さん(60)=神奈川県横浜市=はアットホームな大会の雰囲気が気に入っている。「コースも走りやすいし、レース後の懇親会でスタッフや選手と仲良くなれる。すっかりファンになった」と笑う。

 大会はスイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロの計51・5キロで競う。これまで松浦川沿いだったランのコースを、選手の安全なども考慮して虹の松原や東の浜を走るコースに変更した。レース全体が虹の松原一帯で行われることになる。

 山本さんは「砂浜を走るのはきついと思うが、すごく楽しみ」と期待を寄せ、原田さんは「変更は数年前から考えていた。ようやく大会名にふさわしいコースとなった」と語る。

 号砲は午前8時。最初はスイムで、18都府県277人の選手が、虹の松原ホテル近くの砂浜から海へ飛び込む。

 

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