寸劇と歌で思いやりの大切さを訴える国際ICのメンバー=有田町の有田中

有田伝統の皿踊りで交流する中学生と国際ICのメンバー=有田町の有田中

 国際理解と心を育てる活動を展開する国際NGOの外国人4人が11日、有田町の有田中(藤井昭三校長)を訪れ、2年生約80人と交流した。メンバーは自国の情勢や教育環境を紹介し、思いやりの大切さを伝える寸劇を披露。生徒たちも皿踊りや武道で日本の文化を伝えた。

 国際交流を通して平和を目指すNGO「国際IC」の日本協会が開いた。アフガニスタンのエジプト大使館職員、パルワナ・サマルクァディさん(25)は「内戦で学校が破壊され、屋外で学んでいる」。インドネシアのニアス・ワニムボさん(23)は「小学校に行くのに5時間歩いた」と教育環境の差を語った。

 チベット人のノウシ・チェドンさん(26)は「中国にある学校はチベット語や伝統文化の学習が制限され、難民がインドに造った学校に親元を離れて行く子もいる」と説明。インドのリアタン・ヌグリーさん(33)は出身州内に40の部族と言語があり、融和が形成されていないと語った。

 一方、生徒たちは有田伝統の皿踊りを4人と一緒に踊ったり、柔道や剣道を披露したりして歓迎した。松本彩心さんと宮田藍留さんが「さまざまな国の人とコミュニケーションが取れてうれしかった」とお礼を述べた。

 4人は5月10日~6月17日、東京や福岡など約20校を訪問。県内はほかに、久間小、第一たちばな学園(嬉野市)、武雄高を訪れた。

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