武雄ん絵音つくるっ隊が作った紙芝居。武雄温泉の楼門や四季の野菜などが登場する

武雄温泉楼門の干支など、二つの紙芝居を作った「武雄ん絵音つくるっ隊」の皆さん

出来上がった紙芝居は早速、子どもたちに披露された

 武雄の歴史や自然をテーマに物語を作り、朗読に映像と音楽を加えて伝えている「武雄ん絵音(えおん)つくるっ隊」(尾形美香代表、7人)が、8年間の活動を生かして二つの紙芝居を制作した。市こども図書館に贈ってお披露目し、「武雄の宝を伝える種をお分けします。ぜひ広めて」と呼び掛けた。

 絵音つくるっ隊は2011年に発足。これまで荒踊(あらおどり)や柄崎太鼓などの物語を作り、公民館でのライブや自主公演で伝えてきた。ライブを見た人から「紙芝居になったら、私たちでもこの物語を広められる」という声を聞き、誰もが手軽に武雄のことを伝えられ、活動の原点でもある紙芝居作りを進めた。

 紙芝居は、武雄温泉楼門の天井に描かれた干支(えと)の謎に迫る『チューチョクさんからの手紙』と、有名な「黒尾のキュウリ」が潮見のカッパらと出会いながら武雄の旬の野菜を紹介する『キュウリー婦人のゆかいな仲間たち』。

 ライブで使う話や原画を基にした17枚と20枚の物語で、10部ずつ作った。佐賀県や佐賀新聞社などが子育て支援団体に贈る「ばぶばぶ基金」を活用した。

 お披露目会は9日、市こども図書館で開いた。武雄温泉組の9代目組長だった宮原忠直(ただなお=チューチョクさん)から「タケオのタカラヲマモレ」と書かれた手紙が届いたネズミ、ウサギ、ウマ、ニワトリが楼門に集まり、一瞬で姿を消す物語が、琴や鉄琴なども使って朗読された。100人を超える親子らが引き込まれるように耳を傾けた。

 紙芝居は子育て支援センターなどにも贈る。尾形代表は「ふるさとのいろんな話がみんなに広がり、誇りを持ってふるさとを楽しめれば」と笑顔で話した。

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