山内啓慈さん

 唐津くんちの1番曳山(やま)「赤獅子」創建200年と改元を記念した特別巡行「祝賀奉曳(ほうびき)」が先月5日、大盛況のうちに行われた。その5日後、くんちを運営する「唐津曳山(ひきやま)取締会」の総取締に就任した。「新たな元号のもと、組織を心一つにしていきたい。曳(ひ)き子ら後継者育成にも力を入れる」と抱負を口にした。

 1769(明和6)年創業の西ノ木屋醤油醸造店の13代目店主。山内家代々は曳山を曳かなかったが、幼少のころ父に願い出て、5番曳山「鯛」を曳き始めた。曳山取締会では2003年から本部取締、15年から副総取締を務めた。

 就任後、ユネスコ無形文化遺産登録の九州5都市会議をはじめ各種会合への出席が多くなり、「思った以上に多忙です」と話す。

 市民会館改築に伴い、曳山展示場も改築の方針を唐津市が発表。その間、曳山14台はJR唐津駅前のアルピノに保管する案が示された。「管理や警備など課題は多い。市としっかり話を詰めていきたい」と表情を引き締める。

 「綱を皆で楽しく曳くのがくんちの魅力」と言い、「前総取締の功績や改革を継承しながら、皆をまとめていきたい。まずは秋のくんち本番を無事に終えたいですね」とにこやかにほほ笑んだ。魚屋町。

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