幅広い世代がテーブルを囲み、笑顔が広がった「宿町食堂」=鳥栖市の宿町公民館

 「今日は午前11時から宿町食堂がオープンします。お出掛けください」―。昨年6月から毎月第2土曜日に鳥栖市宿町の公民館で開かれている地域食堂「宿町食堂」が8日、1周年を迎えた。累計の利用者数は約千人に。開店を伝える公民館からの放送もすっかり定着し、開店から1時間で予定していた100食が完売した。

 宿町は市中心部にある住宅地だが、高齢者世帯も増えている。田中秀規(ひでき)区長(70)は地域の子どもからお年寄りまで、みんなが気軽に交流する場として食堂の運営を思い立った。調理は福祉活動をしているボランティア団体「コミュニティびすけっと」に委託し、地域の人たちが運営を助けている。

 メニューは、1周年を記念して初めてのバイキングスタイル。唐揚げ、酢の物、サラダ、ごまあえ、寒天、ケーキ、ビワなど料理からデザートまで20種類以上が並び、カレーやみそ汁も用意された。

 近くの井上紗和子さん(9)は家族や友達と5人で訪れた。食後のイベントも楽しみで毎月のように来ていて、「お薬手帳のカバー作りが楽しかった」。5歳と4歳の男の子の母親(36)は祖父母を誘って来場。「安く食べられるのですごくありがたい。煮物や酢の物など家庭の味も参考になる」と話す。

 田中区長は「今日までやってこられたのは多くの方の協力があったから。改めて感謝したい」と話し、今後も継続していく意向だ。食堂は毎月第2土曜日午前11時~。65歳以上200円、幼児50円など。問い合わせは宿町公民館、電話0942(83)8121。

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