開講式のレクリエーションで、ダンスを楽しむ子どもたち=小城市牛津町の牛津保健福祉センター・アイル

大人たちに見守られ、絵手紙作りに励む子どもたち=小城市小城町の小城高民間晴田支館

 野外活動や昔遊びを通して、子どもたちに学びの楽しさを伝える本年度の「土曜教室」が8日、小城市の2地区で始まった。「地域で子どもを育てる」を合言葉に、いずれも学校の週5日制が始まった2002年度にスタート。各地区の大人たちが講師になり、来年3月まで月1~2回、学校や家を飛び出して世代を超えた交流を楽しむ。

牛津町「津の里ミュージアム」

 牛津町の教室「津の里ミュージアム」には、町内2校の小学生ら約80人が登録している。工作や自然体験、料理など五つのグループに分かれ、地域の大人に見守られながら月1~2回、実践を楽しむ。

 講師陣は43人。平日は仕事で忙しい大人たちが「子どもたちのために」と一肌脱ぐ。子どもと関わる仕事を目指す牛津高生や、ボランティア活動に関心がある牛津中の生徒ら約30人が大人に交じり、子どもたちの世話役を担う。

 グループの中には別々の学校で初対面の子もいる。牛津保健福祉センター・アイルで開かれた開講式では、じゃんけんや笛の合図でグループを作るなどレクリエーションを元気に楽しみ、交流を深めた。

小城町「晴田土曜教室」

 小城町の小城公民館晴田支館で開かれた「晴田土曜教室」の開講式には、晴田小の児童約80人が集まった。幼稚園などに通う弟や妹も一緒に川魚釣り、絵手紙作りに励み、大人たちが心を込めて作ったちらしずしをおいしく食べた。

 地元の青少年健全育成会が、毎月第2土曜日に開く。子どもたちの希望と大人が伝え残したい遊びを組み合わせた内容で、途中参加もできる。約20人の大人が毎回指導し、水鉄砲や干し柿、しめ縄作りなど季節に応じた体験を楽しむ。

 晴田小の児童は約320人。教室を始めた2002年度から少子化などで100人以上減った。それでも毎年楽しみに参加し、講師と仲良しの子もおり、育成会長の市丸典夫さん(64)は「心も体もたくましく育つように、大切に見守っていきたい」と話した。

 

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