武雄市で撤去される公衆電話ボックス

 佐賀県内に設置されている公衆電話が1千台を下回った。携帯電話の普及で利用が減ったことが大きな要因で、10年前から半減した。災害時や停電時の通信手段確保が懸念される。

 NTT西日本佐賀支店によると、今年3月末時点の公衆電話の台数は、前年同期比40台減の964台。2009年の2193台と比べると56%減で、10年間でほぼ半減している。ただ、以前は年に300台超など100台以上のペースで減っていたが、ここ5年は100台以下にとどまっている。

 総務省によると、全国の台数は今年が15万7875台、09年が30万7187台で、10年間で49%減っている。全国でも同じように減少している。

 公衆電話の撤去は(1)年平均の月額利用料が4千円未満(2)電話の管理を委託している人が管理できなくなる(3)区画整理など設置場所に問題が生じる-場合に検討される。撤去理由別の台数の内訳は公表されていない。

 電気通信事業法は、公道などにあり24時間使える第1種公衆電話は、市街地では500メートル四方に1台、それ以外の地域は1キロ四方に1台という大まかな基準で設置するよう義務付けている。県内の第1種は577台で、この台数は今後も確保されるとみられる。

 公衆電話は、災害時などに電話が混み合って通信が規制される場合も優先的につながり、電話回線で電力を供給しているため停電時も硬貨で利用できる。災害時に有効な通信手段になるため、普段は保管して非常時に使う公衆電話などもある。

このエントリーをはてなブックマークに追加