性教育動画を制作した目的を語る右からAV男優の森林原人さん、女優のしじみさん、産婦人科医の上村茂仁さん=佐賀市のアバンセ

 エイズなど性を巡る問題を考える第5回「AIDS文化フォーラムin佐賀」が8日、佐賀市天神のアバンセで開かれた。AV男優の森林原人さんが制作した性教育の動画を上映、登壇者らが「性の正しい知識を学んで」と訴えた。

 森林さんは「AVはあくまでファンタジーなのに引きずられる人が多い」と、「本当の性教育」と題した動画をクラウドファンディングで制作。避妊や性暴力などをテーマにした40コンテンツをユーチューブにアップしている。

 この日は、過激な演出が施されているAVを現実視する危うさを訴え、約26万回再生された動画を上映。森林さんは、制作に協力した産婦人科医の上村茂仁さんや出演女優のしじみさんと登壇し、「困った時、正確な情報を知るため、ぜひ見てほしい」と話した。

 学校性教育の第一人者でHIV診療医の岩室紳也さんは、性や心の問題について講演。「色んな人を知ると『人と違っていいんだ』と感じられる。つながりや居場所をたくさん持ち、多様性を認め合い支え合って」と呼び掛けた。

 「宗教とエイズ」をテーマに牧師の平良愛香さんと対談した伊万里市の僧侶古川潤哉さんは「宗教は人を縛るためではなく、生きづらさを越えるためにある」と強調した。

 来場した西九州大学看護学部1年の山田亮太さん(27)は「一人一人が『色んな人がいる』という意識を持つことが大事だと感じた」と話していた。

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