佐賀県が制作した父子手帳

 育児や家事に父親が積極的に参加する「イクカジ」を促進する佐賀県は、県版父子手帳「SAGAPAPAポケットブック」を県内各地で配布している。父親が主体的に取り組むことを啓発する内容で、県男女参画・女性の活躍推進課は「啓発に限定しているのは全国的にも珍しい」と話す。

 県の「マイナス1歳からのイクカジ推進事業」の一環。セミナーへの参加や啓発動画の視聴は、すべての人に行き届かないこともあり「全員の手に届くツール」として制作した。子どもの世話の仕方など、ノウハウが書かれている母子手帳や他県の父子手帳とは違い「男性が育児や家事を自分のことと考えてもらう」(同課)と、妊娠期からの積極的な参画の意識付けを目指している。

 冊子はA5サイズ、12ページ。子育てを楽しむコツや、笑顔が子どもの幸せにつながることなどの極意、「泣きやまない子どもをすぐに妻に任せる」などの残念な父親にならないためのポイントを、分かりやすく紹介する。家事に取り組もうとする父親に対し、食器洗い中に否定的な言葉を掛けないことなど、母親へのアドバイスも示されている。

 配布場所は、県内自治体や産婦人科などの母子手帳配布窓口。「マイナス1歳からのイクカジ」の公式ウェブサイトからも閲覧できる。

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