“自分らしく生きる”人たちが集う一日 「雑貨とパンとアクセサリー」

 

 佐賀市の松梅小学校近くにある「ぎゃらりー松梅」。かつての松梅村役場を改装したレトロなギャラリーで月に1回、「雑貨とパンとアクセサリー」というイベントが開かれています。中心となるのは、母親が営むギャラリーを2017年に引き継いだ野口あきらさん(34)。元同僚で現在は吉野ヶ里町の直売所「吉野麦米」内のベーカリーで工場長を務める堀川成正さん(32)、その妻でアクセサリー作家の彩奈さん(27)と3人で、昨年10月にスタートしました。「自分のやりたいことと明確な信念があり、自分らしく生きる人たちの活動の場をつくりたいと思ったんです」と野口さん。

シェ・ハイジのフレッシュチーズと季節のかんきつ類を吉野麦米のリュスティックにのせて。シェ・ハイジは夏に向けて新たな動きも予定しているのでお楽しみに
野口あきらさん(左上)と5月のイベントに参加した面々。イベントで出会い、それぞれ活動の場が広がっているという


 店内のあちこちに置かれるのは、廃材を再利用し野口さんが作ったテーブルや椅子。そこに座り、堀川さんが焼いたこの日だけの特別なパンを味わったり、彩奈さんが一つ一つ手作りしたアクセサリーや野口さんが仕入れた雑貨を手に取ってみたり、衣食住さまざまなジャンルでオリジナリティーを発揮する出店者とおしゃべりをしたり。単純に“パンや雑貨を買う”だけではない、心に余裕が生まれるような、ゆったりとぜいたくな時間が流れます。

 3人を中心に、思いを共有する人たちを巻き込みながら進化を続けるイベントは、5月で8回目を迎えました。4、5月のイベントに参加したのは、佐賀市三瀬でヤギを飼いながら暮らし、チーズ作りをしている「シェ・ハイジ」の船津丸有紀さん(36)。堀川さんのパンとコラボレーションしたサンドイッチは好評で、2回ともあっという間に売り切れたそう。6月は、佐賀市内で花束やドライフラワーのオーダー、結婚式の装飾などフラワーディレクションを行う「neema」がワークショップを行う予定。さらに、久留米市のスパイスカレー専門店「waiwai curry」が、だしをベースとした新しいタイプのカレーを提供します。夏から秋にかけては大規模なイベントも計画中だとか。小さなギャラリーの大きな挑戦に、これからも注目です。(Fit ECRU 岩永真理子)

DATA

 

【住】佐賀市大和町松瀬2543-1 1F

【☎】0952-63-0290

【営】12:00-18:00 ※土、日曜は~19:00

【休】水曜

【P】あり

このエントリーをはてなブックマークに追加