夏の参院選佐賀選挙区に国民民主党公認で立候補することを会見で表明した犬塚直史氏=東京・永田町の衆院第1議員会館

 元参院議員で東京都出身の会社経営者犬塚直史(ただし)氏(64)は6日、国会内で記者会見し、夏の参院選佐賀選挙区(改選1)に国民民主党公認で出馬することを正式に表明した。「政権交代の原点に戻り、佐賀から日本を変えていく。今ここでわれわれが受け皿にならないと、取り返しのつかない事態になる。そんな思いで立候補した」と述べた。

 5月中旬に国民民主県連代表の原口一博衆院議員から出馬要請を受け、「急転直下」(犬塚氏)で決断した。「両親は五島列島出身で、犬塚姓の親戚は佐賀に多い。ルーツはこの地域にあると思う。長崎から佐賀に来たというより、この地域のために同志と一緒に新しい世界をつくりたい」と佐賀選挙区から立候補する理由を説明した。選挙戦では有明海再生と農業振興を訴えていく考えも示した。

 会見には原口氏と同県連オブザーバーの大串博志衆院議員も同席した。原口氏は犬塚氏について「英語、フランス語が堪能」と国際派をアピールした。出馬表明の出遅れについて大串氏は「短期決戦になる。佐賀の強い草の根ネットワークの中に犬塚さんにいち早く入ってもらう」と述べた。

 犬塚氏は野党統一候補で、共産党が擁立を予定していた新人の大森斉氏(63)は出馬を取り下げる予定。

 佐賀選挙区には自民党現職の山下雄平氏(39)が立候補を予定している。党県連の留守茂幸会長は「ようやく相手の顔が見えた。これで薄れていた危機感も高まるだろう。山下氏は着々と推薦団体も増えており、準備は先行している。しっかり支持層を広げていきたい」と意気込んだ。

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