二日酔いで飲酒運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検された元唐津署巡査長の20代男性について、佐賀地検は5日、不起訴処分とした。職場で飲酒運転に気付いたにもかかわらず飲酒検知などを怠ったとして、犯人隠避容疑で書類送検された当時上司だった40代男性警部も不起訴処分とした。

 地検はいずれも処分理由を明らかにせず、「証拠を踏まえた上で判断した」としている。一般論とした上で、その場で飲酒検知などをしなければ「酒気帯び運転の立証のハードルはかなり高くなる」とした。

 県警によると、元巡査長は唐津署勤務だった昨年12月19日、酒気を帯びた状態で自宅から乗用車で出勤した。職場の課長だった警部が元巡査長から酒のにおいがするのに気付いて指摘したが、その場で捜査はしなかった。警部が6日後に署長に報告し、発覚した。

 県警は4月16日に2人を書類送検した。さらに同日付で元巡査長を停職1カ月の懲戒処分、警部は本部長訓戒とし、元巡査長は依願退職している。

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