スタート位置に着く藤本拓希記者(左から3番目)=唐津市の浜崎海岸

他の出場者と争いながらブイを回る藤本拓希記者(左)。方向転換でふらつき、腰が引けている=唐津市の浜崎海岸

懸命にこぐも、先頭集団に置いて行かれる藤本拓希記者=唐津市の浜崎海岸

 パドルを使ってこぐサーフィン「スタンドアップパドルボード」(SUP=サップ)のレース大会が2日、唐津市の浜崎海岸で初めて開かれた。県内外から約50人が出場する中、佐賀新聞社唐津支社の記者も参戦。人気のマリンスポーツを体験しようと唐津の海に繰り出した。

 大会は経験者を対象にした3キロコースと、初心者用を対象にした500メートルコースがあった。素人の記者は初心者クラスに申し込んだ。ボードやパドルなどは借りることができた。

 当日の天気は曇り。風も波もほとんどなく絶好のサップ日和に思えた。初心者コースは浅瀬を出発し、沖250メートルのブイを回って戻ってくるというもの。午後のレースまで時間があったので練習に充てた。こぎ出すと多少揺れたものの、ボード上で立つのは難しくなかった。「パドルはお辞儀をするように腰でこぐ」。大会スタッフの助言を意識し、落水せずに完走できた。「ばっちりですね」。スタッフの言葉に気をよくし、「これは上位も狙える」と手応えを感じた。

 3キロレースの後、昼休憩を挟み、初心者レースが始まった。8人ずつの2組に分かれ、上位2人が決勝レースに進むことができる。記者は1組目。1位を目指し、号砲と同時にボードに飛び乗った。

 まず誤算だったのが、午前中の練習時と違って風が強くなっていた。折り返し地点を示すブイを目指すが進まない。先に折り返した人たちとどんどんすれ違った。波がばちゃばちゃとボードを揺らし、腰が引けた。とにかく落ちないように安全にこいだ。

 ブイまでたどり着いた時点で、先頭集団に完全に置いていかれた。勝負を諦め、サップを楽しもうと心を切り替えた。行きは進路を阻んだ風と波も、帰りは優しく後押ししてくれた。

 結果は8人中6位。スタッフにタイムを尋ねると「3位以下は順位しか出ないんです」と申し訳なさそう。「コツさえつかめば上位を狙えますよ」と励ましてくれた。大会は毎年開催し、地域の恒例行事にするそう。今度は練習を積んで再挑戦したい。

 

 【メモ】サップは、ハワイ発祥のマリンスポーツ。サーフィンのボードよりも幅があり、厚みがあるものを使う。安定感があるため、サップボードの上でヨガや釣りを楽しむこともできる。

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