皮膚モデルを使って制限時間内での縫合に挑戦する研修医=福岡県大川市の高木病院

 福岡県大川市の高木病院(高木邦格理事長)で3日、研修医を対象に手術時の「縫合」と「糸結び」の技術を競うコンテストが開かれた。同病院の2年目までの研修医11人が参加し、外科など各科の医師や看護師が見守る中、日ごろの練習の成果を披露した。

 2017年6月に病院本館内にオープンした研修施設「福岡シミュレーション医学センター」で初めて開催した。皮膚モデルの長さ10センチの傷を縫い合わす縫合と、糸結びの強さをメーターで計測する2部門で実施。縫合は20分以内、糸結びは5分間に3本という制限を設けた。

 縫合はスピードと正確さ、仕上がりの美しさを5段階で評価し、糸結びは強さの平均値を比較して研修医全員を総合的に評価した。上位3人には表彰状と記念品が贈られた。

 上位3人には届かなかったが、佐賀市出身の副島康平さん(25)は「自分を見つめ直すきっかけになった。スキルアップし、誰からも信頼される外科医を目指したい」と話した。研修を統括する国際医療福祉大大学院の藤本一眞副大学院長は「若いときに練習を積み、より高いレベルを目指してほしい」と期待を寄せた。

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