磁器の御朱印帳。表(左)と裏を並べると、3枚の皿の図柄になっている

磁器製の御朱印帳を製作した宮田胤臣宮司=有田町の陶山神社

 佐賀県有田町大樽の陶山神社で頒布している有田焼の御朱印帳が、評判になっている。白磁の薄い陶板に狛犬(こまいぬ)や紋様などが描かれ、宮田胤臣(たねおみ)宮司(41)自ら焼き上げて作った。磁器製は珍しく、品切れになっていたが、8日に再開する。

 陶板は御朱印帳の表と裏表紙に使い、厚さ0・6ミリと極薄。表と裏をつなげると、有田焼の紋様入りの3枚の皿が配置され、神社の狛犬や鳥居、雲、桜やモミジの絵が施されている。

 「焼き物の町ならではの御朱印帳を」と、陶磁器作りを学んだ宮司が構想から約3年をかけて完成させた。最初の試作は厚みがあり、全体で750グラムと重かったが、試行錯誤の結果、通常の御朱印帳とほぼ変わらない250グラムまで軽量化を実現した。

 磁器製の御朱印帳は、繁栄や旅の安全を守る箱型のお札付き(収納ケース)で初穂料8千円。3月下旬から100個の頒布を始めたが、好評のため1カ月ほどでなくなった。その後も新たに製作したが、有田陶器市期間中に求める人が相次ぎ、在庫切れとなっていた。

 宮田宮司は「磁器製の御朱印帳が、焼き物の町有田を知ってもらうきっかけになれば」と話している。

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