浸水被害の軽減につながる「厘外雨水ポンプ場」=佐賀市光3丁目

 佐賀市街地西部での浸水被害を軽減する「厘外(りんげ)雨水ポンプ場」(同市光)が5日、稼働した。これまで台風や大雨時に河川の水位が高くなると、低い土地は自然排水が難しくなるなどして、毎年のように冠水や浸水が起きていた。有明海の干満が背景にあり、低平地の排水対策として期待される。

 大雨の時、市街地西部の雨水が流れ込む平松厘外雨水幹線からポンプで水をくみ上げ、嘉瀬川水系の本庄江に流す。市は2014年度から6年かけて整備事業を行い、樋管や水路の幅を広げポンプを設置した。事業費は9億6千万円。

 2基設置したポンプは、標準的な25メートルプールを3分間で空にする毎秒2トンの排水能力がある。増水時にゲートを閉じ、水位1・2メートル以上になればポンプが自動的に動く。逆流防止のフラップゲートも付く。水路の映像、水位の数値は市役所から監視できる。

 5日に開かれた竣工(しゅんこう)式には、市や県、自治会、建設業などの関係者約90人が出席した。秀島敏行市長は「皆さんのおかげで浸水対策がいい方向に進んでいる。感謝を申し上げるとともに安心安全のまちづくりをさらに進めていければ」とあいさつした。

 

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