鹿島市民会館(中央)の完成イメージ

 現地で建て替える鹿島市民会館の基本設計がまとまった。市民が日常的に集い、新しい文化を醸成する2階建て、750席の交流空間をつくる。鹿島に伝わる特徴的な白壁などを内外装に生かす。2020年3月に着工し、21年10月ごろの完了を予定している。

 コンセプトは「まちの晴れ舞台をつくる」。ホールは、客席と舞台を往来する動線をつくるユニークな形を採用した。ダンスや吹奏楽の発表会など、子どもたちが演者にも観客にもなるケースを想定した。仮設で67席を追加できる。

 ホールは音楽会や演劇、講演会のための標準的な機能を満たしている。施設は中川沿いからもアクセスできる「裏側のない」設計で、市街地エリアとのつながりを持たせた。延べ床面積は約2675平方メートルで、実施設計で詳細を詰める。

 3月末で閉館した現会館は7月から解体する。市は4日、7日開会の定例市議会に提案する関連議案を発表した。総工事費約20億円のうち解体費8500万円を補正予算で組んだ。

 市民や識者らでつくる建設検討委員会の最終会合が同日、市役所であり、藤田洋一郎副市長は「多くの議論を経て意見を頂いた。しっかりと形にしていきたい」と述べた。

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