試合を終え、リングを後にする大谷晋二郎さんを囲む子どもたち=多久市の東原庠舎中央校

リングのそばで試合を見守り、声援を送る子どもたち=多久市の東原庠舎中央校

白熱した試合に手をたたき、声援を送る子どもたち=多久市の東原庠舎中央校

次々に繰り出される大技をリングのそばで見つめる子どもたち=多久市の東原庠舎中央校

 「いじめ撲滅」のメッセージを込めたプロレス大会が3日夜、多久市の小中一貫校、東原庠舎中央校で開かれた。市内でプロレスの試合が行われるのは数十年ぶり。約500人の老若男女が体育館を埋め、劣勢をはね返して何度も立ち上がるレスラーに大声援を送った。

 周囲に感謝し、夢や目標を持つ大切さをプロレスで伝えている団体「ZERO1(ゼロワン)」会長の大谷晋二郎さんら、所属レスラー12人が参戦した。場外で反則を繰り返す悪役の攻撃を間一髪でかわし、再び立ち向かっていく大谷さんたち。リングを囲んだ子どもたちは両手でマットをたたき、「頑張れ」「負けるな」と声をからした。

 立ち上がって声援を送った中央校6年生の吉浦太我くんは「テレビで見るのと、迫力が全く違う」。同7年生(中学1年)の松尾愛來さんは「体中でぶつかり合う姿が心に響いた」と振り返った。

 「誰かのために一生懸命に生きている大人はたくさんいる。その背中を見て、優しく、強い人になってくれ」。3対3のタッグマッチを制した大谷さんがマイクで語り掛けると、子どもたちの元気な返事が体育館いっぱいに響いた。

 プロレス大会は、市商工会青年部(真崎久司部長)が地域の子どもたちを勇気づけようと、数十年ぶりに企画した。4日夜にはレスラーとの交流会もあった。

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