5月25日、「さが多胎ネット」が発足した。多胎の妊娠・出産は大変リスクが高く、育児は非常に過酷だ。多胎家庭の虐待死の発生頻度は一般家庭の2・5~4倍高まるといわれている。そんな多胎家庭を、多胎育児経験者と行政、医療、福祉、子育て支援者などが連携して支援をしていくことが目的だ。

 私自身双子の母親。長い間多胎サークル「グリンピース」の活動をしてきた。「さが多胎ネット」発足に至ったきっかけは、3年前に多胎研究者の大木秀一教授の研究メンバーとして「ふたご手帖」作成に携わったこと。全国の多胎支援の先駆者たちと出会い「佐賀の多胎支援をなんとかせんば!」と思った。

 その年、大木教授による「多胎支援はなぜ必要か」の講演会を開催。翌年、グリンピースを中心とした仲間で多胎支援活動を始めた。ピアサポート活動(佐賀病院での多胎妊婦との交流会や、佐賀市で母子保健推進員として多胎の赤ちゃん訪問など)や啓発講演会、昨年は「多胎ファミリー応援フェスタ」を開催した。

 佐賀県各地から多胎支援の仲間(多胎ではない人も含む)も増えてきた。そして佐賀県全体を視野に入れた多胎支援団体を発足させる必要性を感じ「さが多胎ネット」が発足した。発足まで3年間の準備期間が必要だったのだと振り返り思う。

 これからがスタートだ! 30日は日本多胎支援協会の全国フォーラム(さが多胎ネット発足記念講演会)が佐賀市ほほえみ館で開催される。頑張るぞ!(中村由美子・佐賀女子短大非常勤講師)

このエントリーをはてなブックマークに追加