真剣な表情で成形に取り組む児童ら=神埼市の西郷小

余分な粘土を取り除いき、成形が無事に終わって笑顔を浮かべる児童=神埼市の西郷小

保存会の髙栁政廣さん(左)に人形の作り方を教わる児童ら=神埼市の西郷小

 地元の伝統工芸に親しもうと、神埼市神埼町の西郷小児童が3日、尾崎地区に伝わる「尾崎人形」の成形を体験した。4年生の38人が動物やタイなど約15種類の型から好きなものを選び、鈴や笛になる人形作りに挑戦した。

 尾崎人形保存会の髙栁政廣さん(73)が指導した。児童は型に粘土を詰めて抜き取ると、余分な粘土をそぎ落としたり、ひび割れた部分を補強したりして丁寧に成形した。人形は乾燥させた後、同地区の窯で焼き、今月末に児童自身が絵付けする。

 馬とひばりを作った福嶋謙仁君(9)は「ひび割れを直していたら、力を入れすぎて2回失敗した」と難しさを語り、渡邊啓人君(9)は「きれいに焼き上がってほしい」と楽しみにしていた。

 ふるさと学習の一環で、児童たちは事前にインターネットなどで調べて成形に臨んだ。尾崎人形は蒙古襲来の時に伝わり、700年以上の歴史があるといわれている。髙栁さんは「人形を誇りに思い、作ったことを自慢して広めてほしい」と話した。

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